愛媛・高知県産 河内晩柑(かわちばんかん)

河内晩柑は大正時代の始め、熊本県河内町の西村徳三郎氏の裏庭で発見された、ブンタンの血を引くといわれる品種です。
形は下部に行くにつれて膨れている短卵形、皮は鮮やかな黄色で、果肉は柔らかくほのかな甘みとブンタン系の香りがします。
柑橘の中でも特に寒さに弱く、栽培できるのは冬でも霜が下りない温暖な地域に限られます。冬を乗り越え、7月まで木に実らせたまま収穫できる珍しい晩柑で、時期により食感が変わり、4~5月は果汁たっぷりで、6月以降は木成りのため外観がやや悪いのですが適度に水分がぬけさっぱりとした食感と後味のよい甘さになります。

展開時期

 3月上旬~7月下旬

サイズ

 24玉クラス(約390g)、28玉クラス(約340g)、32玉クラス(約290g)、40玉クラス(約240g)、50玉クラス(約200g)

生産者

 (株)みかん職人武田屋・武田敦年(愛媛県愛南町御荘)、他

栽培方法

栄養成分:100g当たり(果皮及び種子を除く)
エネルギー(Kcal) 48
たんぱく質(g) 0.8
脂質(g) 0.2
食塩相当量(mg) 2
ミネラル ナトリウム(mg) 0.8
カルシウム(mg) 20.9
マグネシウム(mg) 10.7
鉄(mg) 0.14
亜鉛(mg) 0.06
ビタミン A、レチノール当量(μg) 3
B1(mg) 0.05
B2(mg) 0.02
C(mg) 45
食物繊維(g) 1.9

生産者

(株)みかん職人武田屋(河内晩柑)

(株)みかん職人武田屋は愛媛県最南端の町、愛南町で河内晩柑以外にも温州みかん、ポンカン、不知火などさまざまな柑橘類を栽培しています。7月まで樹成りで置いた河内晩柑はお中元ギフトに引っ張りだこの人気アイテムです。またなつみやはれひめなど将来性の見込まれる新品種を積極的に導入しています。
社長の武田敦年さんは大学卒業後すぐに就農し、一時期は学習塾も平行して経営していましたが、平成16年に有限会社武田農園という農業生産法人になると同時に塾の経営は切り離し農業一筋に取り組み始め、その後2006年9月1日に志を同じくする地元の生産者と共に(株)みかん職人武田屋に組織変更しました。

武田敦年さんからの一言です。
「給食商材として子供たちに必要とされる品種を提案して頂ければ、愛媛で栽培できるかどうか検討し会社として積極的に栽培にチャレンジしていきます。
もちろん主要品種である河内晩柑は今後さらに取扱量を拡大していきます。」

産地の様子

○栽培履歴【一覧】河内晩柑 愛媛県 2012年度(PDF)はこちら

○栽培履歴【一覧】河内晩柑 高知県 2012年度(PDF)はこちら

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